2020年02月23日

2020 Feb 20

How Google Works (Eric Schmidt著)を読んだ。

ちょっと古いが読んでみた。 Smart creatives(創造性と賢さの両方を持つ人)を如何に雇いうまく活躍させるかがグーグルの成功の秘訣だと。

経営論、組織論。

インテル創業者のアンディグローブから受け継いだ OKR (Objective and Key Results)のことも書いてあった。

あまりimpressiveな内容ではなかった。グーグルをひっくり返そうという次世代の天才がいつか現れるわけだがそれを防衛できるか?という観点で読んでいたが特にその insightは感じられなかった。

結局そのような競合が現れても敵になる前に雇うという戦略しかないような気がする。

グーグル売りかと思った。


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(05:38)

2020年02月20日

2020 Jan 7

過熱する株式市場
株式市場が過熱しているがバブルの兆候はやはり債券市場に見られる。

米国国内ではCLO市場、ジャンク債市場などがバブっている。国債でもギリシャ債利回り1%以下など明らかにバブルだ。数年前にデフォルトした国の利回りが1%以下。ありえない。

現在金利は信用度を表していない。資金の需給しか表していない。

これは安全マネー(年金、生保 etc)の行き場がなくなっているためだ。
銀行も高格付け企業への融資への競争が激しくなっている。

これは債券バブルの兆候だ。

株式市場は全体ではまだバブルではない。企業利益の成長率が高いためだ。もちろん今後バブル化する可能性はある。

株式市場ならどこにバブルが発生するか?
バブルとは資産の本質的価値を大幅に上回る現象なのでどんな資産にも起こりえる。問題はは起こりやすいかどうかだ。

株式でもより債券的な安定企業の株は債券同様にバブる可能性が高い。またテスラに見られるような一部のハイリスクなハイテク株、及び利益成長率10%以上の高成長株がバブル化する可能性が高い。

初めは投資先の需給の優劣がよりはっきり分かれてくると思う。その差がなくなり何でもかんでも上がり始めたら本格的バブルだろう。バブルの原因は大衆心理だ。企業業績とは関係ない。

バブルについてバリュー投資家が気を付けておくべきことは?
バリュー投資家はバブルには興味ないがバブルはじけて火の粉が飛んでこないように十分気をつける必要がある。

バブル突入後気をつけるべきことは以下のふたつ。

①キャッシュをちゃんと持っていること。
②バブル崩壊して評価損が出まくっても冷静な判断ができる準備を日々しておくこと。

バブルがはじけるタイミングを当てようとするのはあまり賢くない。

一つは難しいのともう一つはメンタルトレーニング上良くないからだ。

バブルはじけるタイミング当てゲームは焦りという心理がその裏にあり潜在意識には儲けられないというメッセージを与えてしまうためメンタルには明らかにマイナスだからだ。

次のボトムでバーゲン買い込むためには強いメンタルが必要。

クールに見ておこう
債券市場がバブっているけどクールに見ているのが得策だ。
バリュー投資家はあくまで保有企業グレートビジネスの企業価値増加でリッチになるのだ。

伯Goの保有するグレートビジネスの株価も直近グングン上がっているが上がり過ぎだ。こんなに速いスピードで企業価値は増加していない。

ウザいのは今から入ってくる株主だ。彼らは企業よりも株価に興味がありそして大抵彼らは声がデカい。取締役会を通じて影響力を持ち始めたらヤバい。

彼らの声には耳をかさず企業価値の増加がちゃんとマネジされているかをモニターしよう。

それはバブルの前後でも変わらない。

賢明なる投資家を目指そう
賢明なる投資家のメンタルを備えた時あなたはすでにリッチなのだ。なぜならリッチなメンタルを持っている投資家ははリッチな行動しか取らない。リッチな行動を取る人はひたすらリッチになっていくからだ。

伯Go録「リッチな行動を取るためにメンタルを鍛える」


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(11:57)

2020年02月11日

2020 Jan 2-7

成功法則
投資に限らないが何かで成功しようとするとき「どうすれば成功できるのか?」と人は考えるわけだが「これは自分が理解できる簡単な因果律があるはずだ」という前提がある。

そしてそういう簡単な因果律を欲するという人間の欲望(感情)がそもそもの探究心の元となっている。

成功法則とは 「〜をすれば成功確率が上がる」と言っているもので本質的に因果率だからだ。人間は因果律を欲しているのだ。しかし因果律の存在の根拠は合理性ではなく感情なのだ。

この思考には大きな欠陥がある。そもそも因果律自体がないかもしれないしあったとしてもそれを表現するルールが未来の投資行動に本当に役立つかどうかなんてわからない。つまり抽象的なルールを自分の成功に役立つ具体策に落とし込めるかどうかはわからないのだ。

心理上の落とし穴もある
心理的な落とし穴は成功法則を発見した!と思って一つのルールを作ってしまうとそのルールをサポートする情報ばかりが見えてしまうことだ。そのルールが間違っているのでは?という反対意見をサポートする情報が見えなくなってしまうからだ。これにより自分の固定観念を固める方向へ情報バイアスがかかる。

ルールを使って銘柄選択してもその通りに行かないこともある。逆に今までボロボロだったのにいきなり黄金銘柄に変わることだってあり得るのだ。ということはルールは存在しても絶対なものはないということだ。

有るけど無い。。。それが成功法則

例えばマイクロソフト
例えば今や黄金銘柄のマイクロソフト (MSFT) など2012年ころは誰も見向きもしないダメ銘柄だったのだ。ITバブル崩壊が10年経っても全く株価が上がらない銘柄だった。伯Goは当時からすごい業績だったのでどうしても買いたくなり購入した。しかし成長力が弱いためMSFTへの投資を否定する情報を知らず知らずに受け入れる心理的素地ができており、ちょっとネガティブなニュースが出た時にわずかな利益で売ってしまった。その後株価は4倍になった。

だから伯Goの場合「利益成長率が高い企業の株」を買いたいと思ってはいるがこれは一つのルールだがその真逆である「成長率が低い企業の株を買うべきだ」という意見を否定せず真剣に受け入れるべきなのだ。

成功の秘訣 - Square
伯Goはこの方法論を “Square” と呼んでいる。
仏教哲学で空(くう)という概念がある。これは「有でもあり無でもある」ということ。空は哲学上の存在論とも考えられるが実践可能な人生論であると伯Goは思っている。

「有でもあり無でもある」ことを受け止めることは人生の一つのカギだと思っている。

「有るけど無い」という命題を矛盾と考えるのは合理性の帰結ではなく人間の心理特性からくる感情に過ぎない。

論理矛盾に聞こえるがこれは視点、或いは抽象性の度合いを変えることで論理的になる。

投資においてもこれはしかりだ。ある事象が「Aであり且つBでもある」ということを受け止める能力が重要。これは「AであるならばBではない」という命題が真とは限らない、ということを自然に受け入れられる能力のことだ。

どうやって一見矛盾に見えること受け止めることができるのか?それは自分の見方に囚われている自分の外に出ることだ。

自分から見ると明らかにAであるが他人から見るとBに見える、と考えるとわかりやすい。つまり見方によって全く同じことの実態が変わるということはままある。偶有性とも言える。

偶有性を発見する技術として “triangulate” がある。これは三角測量法のことだが他人の意見特に自分と反対意見の人は自分には見えていない何かを見ている可能性が高い。

ここは感情を排して反対意見を聞く。株式投資ではこれがすごく大切。株式投資でいつも正しい人なんて存在しない。だから誰でも他人の意見特に反対意見を相手が正しいかも、と真剣に考えることが重要となる。

だから伯Goの場合高い利益成長をする企業を求めるという考えを基本としながらもそれに当てはまらない企業への投資にもオープンに考えることにしているのだ。

伯Go録「ルールは有るけど無い」


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(12:11)

2020年02月10日

2020 Feb 9

マーケット過熱気味
市場は半年前より多少加熱していると思う。

テスラ株など動きは投資家がバブル的心理状態になっていることを示唆している。市場が加熱するほど大幅なコレクションが来る可能性は高まる。暴落は来るのか?

大暴落ってどのくらいのことを言うのか?
ところで大暴落というのはどのくらいの暴落のことを言うのだろう?10%? 20%? 30%?

歴史的の暴落というのは例えばリーマンショックや ITバブル崩壊とか1929年の大恐慌とかだろう。その時どのくらい株価は暴落したのだろうか?以下まとめてみた。

歴史上の大暴落
1929年 世界大恐慌 -87%
1974年 70年代のインフレ -48%
1987年 ブラックマンデー -32%
2000-2001年 ITバブル崩壊 -48%
2008年 リーマンショック -56%



これを見ると30%以上の下げは「大暴落」と言ってよいと思う。

過去100年で5回来た。20年に一度の頻度だ。しかし4回は過去50年に起こっていることから12.5年に一度来ていることになる。

では次の暴落はいつくるのか??



だれにもわからない。

いつか来るのか?

これは確かだ。必ず来る。

ならばその時にどうするかを考えておくべきだ。





大暴落が来た時自分の保有株はどうなるのか?
市場が暴落する時個別株は市場の指標例えばS&P500よりもっと下がるだろう。この市場全体の下げに対する個別株の相対的な下げの度合いをベータ(β)と言う。

ベータが1以上だと市場よりも大きく動くと言う意味になる。

伯Goの主要保有株のベータを調べてみた。

銘柄 ティッカー ベータ
アップル AAPL 1.28
ペイチェックス PAYX 0.82
ビサ V 0.91
アマゾン AMZN 1.62
ファクトセット FDS 0.95
チャーチドワイト CHD 0.07
テレダイン TDY 1.03
バークシャー・ハザウェイ BRK 0.85
ポラリス PII 1.48
ジョンワイリー JW-A 1.15

意外と低いと思った。

例えばアップルのベータが 1.28 というのはS&P500が10%暴落した場合アップルは12.8%下落するという意味だ。

特に CHDなどはグレートビジネスで且つ市場が下がっても株価はほとんど下がらないので過熱気味の市場環境では持っていると比較的安全と言える。

一方で上のうち伯Goがグレートビジネスかどうか疑いを持っている銘柄は PII (Polaris) と JW-A (John Wiley)なのだがこれらのベータは比較的高い。

この2銘柄は暴落が来た場合市場よりも速いスピードで株価が落ちると予想される。グレートビジネスかどうか疑問で且つ株価の下落がひどいのであれば真っ先に売るのが賢い選択と言える。

じゃあなぜ保有しているのか?となるがここは賭けの部分がある。確実ということは市場にはないわけでグレーゾーンが必ずある。ただ重要なことは例えば伯Goのポートフォリオの場合「この2銘柄はちょっとアヤシイとわかっている」と言うことを認識していることだ。

そうすればもしどれかを売らないといけない状況が来たらこの2銘柄から売っていく、という合理的判断ができるからだ。

このように自分のポートフォリオの銘柄の特長をよく知っておくべきだ。そうすれば暴落時などに合理的な行動を取れるチャンスは増える。


伯Go録「暴落の時にどうするか。自分のポートフォリオの中の各銘柄についてよく知っておくことが大切」


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(06:41)

2020年02月09日

2020 Jan 2-8

暴落はチャンス
グレートビジネスに投資をするバリュー投資家にとって市場の暴落は待ち望んでいるチャンスだ。

しかし暴落中は評価損が膨らむことで「怖い」という情動が生まれる。

「今までの評価益がグングン減っていく!」
「今まで評価益が出ていたのが評価損になってしまった!早く売っときゃよかった!」

という感情でいっぱいになる。

その心理に支配されると投げ売りという行動に出る人が増えるだろう。

しかし「売り」とは本来株価が本質的価値より高過ぎる場合に売りとなるべきだ。
株価が下がったから売りというのは合理的行動ではない。

一方グレートビジネスでない企業を暴落の機会に売るのは悪くない。
なぜなら平凡な企業の本質的価値とは危ういものでブレが大きく下がった株価でも確実にアンダーバリューと言い切れないからだ。暴落中に現金化したいならグレートビジネスではなくこのような平凡企業を売るべきだろう。

暴落の中考えるべきこと
株価が暴落する中、バリュー投資家が問うべきことは以下の質問だ。「自分の保有株の業績見通しが下がっているのか?」下がったいないなら売るべきではないだろう。むしろ買いのチャンスもあり得る。

見通しは変わらないのに「怖いから売り」という行動はまず失敗するだろう。また「今までオーバーバリュー過ぎたから売り」というのはokだが高過ぎるならとっくに売っているべきなのだ。暴落が来た時慌てて売るのではなくて。

暴落を待ち構えろ
例えば伯Goの保有株の例だと「ビザ (V)を診断する」で取り上げたようにビサ (V) は現在割高だと考えている。割高過ぎるなら今すぐ売るべきなのだ。

伯Goがビサは高いという理由は現在の株価だと長期の期待リターンが2.5%と低いからだ。しかしこの推定値にはレンジがあり前提をちょっと変えるだけで1.5%~4.5%くらい簡単にブレる。なので「どう考えても高過ぎ」までのレベルには行っていない。

ということは仮に今後暴落でビサも大きく下げたなら買いチャンスが現れる可能性は十分あることになる。

伯Goの分析では株価が現在の$202から$171まで15%下げた場合長期の期待リターンは2.5%から4.5%まで上がる。これはビサのビジネスリスクを考えると魅力的な水準だ。なので「買い」が合理的なアクションとなる。

10%の株価下げだと長期期待リターンは4.1%と微妙に低い。なのでビサが10%暴落した場合には買いには出ないつもりだ。15%下げたら買い増ししたい。

このように投資家は今後暴落が来た場合に備えて現在保有しているグレートビジネス株についてあらかじめどう動くか決めておくべきだ


伯Go録「暴落の時オラオラ状態で行動しないようにあらかじめどう行動するか決めておく」


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(05:43)

2020年02月06日

2020 Jan 2-3

オーバーバリューだと危ない

株価が上がることは良いことだが過度なオーバーバリューは企業にとって良くない。

オーバーバリューになると何が悪いかというとオーバーバリューでも購入してくる株主というのはリーズナブルな成長を求める株主ではなくビジネスの成長力など理解せず単に株価が上がって欲しいと願う株主だ。


そのために長期の成長に必要な設備投資を抑制したりリストラプレッシャーをかけたりして短期的に数字を改善ように迫ってくる。

長期で大きく成長することに成功する企業の利益というのは順調に上がることはない時には大きな設備投資が必要でそれに関わる人員増強や様々な準備費用でコストがかさみその期の利益は落ち込むのが普通だ。

短期の利益をよく見せたいと思う株主が影響力を持つとこのような長期の目線での行動を取りにくくなる。

プレッシャーは必ずしも悪いことではないがこういう株主と経営者はまずもってコミュニケーションがうまくいかなくなる。期待値がドンドン高まり更なる成長プレッシャーをかけてくる。

経営者は「そんなのわかっているよ。こっちだって成長しようと日々頑張っている。こっちのほうがこのビジネスについてはよく知っているのだ。何も知らないくせに無理なこと言うな」という気持ちになってくるものだ。

これは構造的に情報が非対称(投資家より経営者のほうが多く情報を持っている)になっているためこのような心理になりやすいからだ。

企業カルチャーが変質していく
最悪の場合「数字を作れ」と投資家がプレッシャーをかけてくる。こうなると会社はもうダメになる。このようなクソ株主に支配されてしまった場合最後の手段として MBO (Management Buy Out) がある。

このような投資家からの理不尽な要求は資本分配政策やM&A政策にリストラ策などキャピタルアロケーションの意思決定にいずれ影響を与えて来る。

投資家と経営者の関係と言うのは意外と繊細で難しい。オーバーバリューでも買って入ってくる鼻息荒い株主はいずれ無理な要求を押し付けてきて会社のカルチャーは変質していくのだ。

経営者は長期の視点にたった株主と協働で企業価値を上げていく関係を築きたい。


伯Go録「高すぎる株価はアブナイ株主を誘引する」


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(12:24)