2019年07月
2019年07月29日
若くして成功し引退した人の悩み
だれも皆なるべく若くなるべくリッチになりたいと願うものだ。しかし実際に20代でミリオネアになり引退した人は意外に楽しくない部分もあるらしい。
だれも皆なるべく若くなるべくリッチになりたいと願うものだ。しかし実際に20代でミリオネアになり引退した人は意外に楽しくない部分もあるらしい。
うらやましい悩みだが実際の声を聴くといろいろ参考になる部分も多い。以下のような問題があるようだ。考えてみよう。
①Identity crisis
What do you do for living?「お仕事は何をなさってますか?」と人に聞かれるのが辛いとのこと。つまり何もしてませんと言うと帰属意識がなく identityを感じないのが寂しいそうだ。
しかし今ではいろんなソーシャルメディアがあるし自分と似た境遇のグループを探すのはそんなに難しくないだろう。若いリッチなグループを探せばよいだけでこれは大した問題ではないだろう。
② 引退したことへの後悔
やっぱ早く引退しなければよかったのでは?という過去の自分の決定についての疑問だ。
①Identity crisis
What do you do for living?「お仕事は何をなさってますか?」と人に聞かれるのが辛いとのこと。つまり何もしてませんと言うと帰属意識がなく identityを感じないのが寂しいそうだ。
しかし今ではいろんなソーシャルメディアがあるし自分と似た境遇のグループを探すのはそんなに難しくないだろう。若いリッチなグループを探せばよいだけでこれは大した問題ではないだろう。
② 引退したことへの後悔
やっぱ早く引退しなければよかったのでは?という過去の自分の決定についての疑問だ。
これは「後悔」というものを人生でどう扱うかという問題に含まれ別に若いリッチマンだけの問題ではない。まずもって未来に自分がどこに向かっていくかという未来への志向の方が過去をどう扱うよりはるかに重要だ。
また過去の出来事は何が起こったかより起こったことを「どうとらえるか」をマネジすることに尽きるのでこれは乗り越えることは メンタルトレーニング で十分可能だ。自己成長とはより良い哲学を作っていくこと。この日々の研鑽が②の問題を解決する。
③妬みもあってフェアに人は扱ってくれない
若くてリッチ過ぎるので人の扱いが冷たい。これも自己成長で解決できるもの。「人が自分をどう扱うか」は自分ではコントロールが難しい。しかしその扱いを「どうとらえるか」は100%自分がコントロールできるもの。
③妬みもあってフェアに人は扱ってくれない
若くてリッチ過ぎるので人の扱いが冷たい。これも自己成長で解決できるもの。「人が自分をどう扱うか」は自分ではコントロールが難しい。しかしその扱いを「どうとらえるか」は100%自分がコントロールできるもの。
この違いを知ることがまず重要。次に「なぜ自分はそうとらえてしまうのか?」という自己分析が重要。これは「承認欲求」、「他人への期待」という感情がベースになっていることが多い。このベースから乖離する刺激を受けると承認欲求、他人への期待というコンフォートゾーンから出るのでネガティブな情動が発生するわけだ。
他人に期待しない。これは6月12日の「他人の批判は気にしない」にもあるが自分の価値は自分が評価するべきだという自己愛を持つトレーニングが大切となる。
③は難度高いがすべての人に共通の課題である。
④それほど楽しくない
若くてリッチになっても大して楽しくないらしい。
③は難度高いがすべての人に共通の課題である。
④それほど楽しくない
若くてリッチになっても大して楽しくないらしい。
これは興味をどう広げていくかという問題でこれも若いリッチマンに限った悩みではない。人は自分のコンフォートゾーンに閉じこもっていると興味は広がっていかない。
しかしこれはトレーニングで 十分解決可能だ。興味を如何に広げるかについてはハクゴのプロフィールにも書いてあるが個人的に非常に興味を持っている。このブログでも引き続き紹介していきます。
⑤ヒマ
これは④で興味を広げていけば時間がすごく充実したものになるので④と一緒に解決可能。
⑥Passionやmotivation を保つのは難しい。
これは④に同じ。
自己成長と経済成長
このような若いリッチマンの悩みを聞くと「自己成長」がカネとともに大切なのがわかる。したがって「勝てる投資法」をいくら研究しても自己成長が伴わないと決して人生楽しくならないというわけだ。なので自己成長が儲ける方法研究と一緒に進んでいかないとダメだと思う。
⑤ヒマ
これは④で興味を広げていけば時間がすごく充実したものになるので④と一緒に解決可能。
⑥Passionやmotivation を保つのは難しい。
これは④に同じ。
自己成長と経済成長
このような若いリッチマンの悩みを聞くと「自己成長」がカネとともに大切なのがわかる。したがって「勝てる投資法」をいくら研究しても自己成長が伴わないと決して人生楽しくならないというわけだ。なので自己成長が儲ける方法研究と一緒に進んでいかないとダメだと思う。
金を稼ぎたいという欲求の根源
さらに言うと「金を稼ぎたい」という欲求そのものが時に実は自分の別の問題を棚上げしたいという心理からくる場合がある。もちろんそうでないケースの方が多いと思いたいが。つまり衣食住といった基本的な経済的欲求あるいは贅沢を楽しみたいという欲求ではなく自分の他の問題から逃れたいという欲求がベースになっている場合だ。
これは自分の別の問題を解決したくないから金さえあれば幸せになれるのでは?と思いたいという情動が発生するのだ。
簡単に言うと本当は向き合わなければいけない問題から自分が逃げているということ。これは「自己欺瞞」であり様々な社会問題の心理的根源なのだ。
自分も欺瞞を持っている。それは良くない。直していかないといけない。
そのためのまず第一歩はその問題を心の中で隠さず認識することだ。紙に書いて書きだすなどしてはっきりと現実を見つめ認める。ほとんどの人がこれをやらない。
そして歪んだ認識を楽観的ではなく「現実的な認識」に矯正していく。このような作業がメンタルトレーニングであり自己の成長に役立つ。
自己成長が進むと感情に左右された意思決定も少なくなるし、欺瞞からくる人への迷惑行為や差別心も少なくなる、また誤った現実認識から意味のない不安なども少なくなるのだ。
当然株式投資でも「買いたいから買う」ではなく「買うのが合理的だから買う」という判断が可能となり結果的にバリュー投資で大きく儲けることができると信じている。
全部つながっているのだ。これが世界の姿。因果関係ではない。関係性がすべてを繋いでいる。
ハクゴ録
簡単に言うと本当は向き合わなければいけない問題から自分が逃げているということ。これは「自己欺瞞」であり様々な社会問題の心理的根源なのだ。
自分も欺瞞を持っている。それは良くない。直していかないといけない。
そのためのまず第一歩はその問題を心の中で隠さず認識することだ。紙に書いて書きだすなどしてはっきりと現実を見つめ認める。ほとんどの人がこれをやらない。
そして歪んだ認識を楽観的ではなく「現実的な認識」に矯正していく。このような作業がメンタルトレーニングであり自己の成長に役立つ。
自己成長が進むと感情に左右された意思決定も少なくなるし、欺瞞からくる人への迷惑行為や差別心も少なくなる、また誤った現実認識から意味のない不安なども少なくなるのだ。
当然株式投資でも「買いたいから買う」ではなく「買うのが合理的だから買う」という判断が可能となり結果的にバリュー投資で大きく儲けることができると信じている。
全部つながっているのだ。これが世界の姿。因果関係ではない。関係性がすべてを繋いでいる。
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(02:52)
2019年07月27日
グーグル上がった
過去にグーグルについては「グーグル買うべきか?」(6月8日)、「グーグル見直し」(7月18日)で述べたがハクゴは$1150で少額試し買いした。その後下がっていったので$1000以下で買い増ししようと決めたが結果的には買いそびれた。今週の決算で結局上げてしまった。
過去にグーグルについては「グーグル買うべきか?」(6月8日)、「グーグル見直し」(7月18日)で述べたがハクゴは$1150で少額試し買いした。その後下がっていったので$1000以下で買い増ししようと決めたが結果的には買いそびれた。今週の決算で結局上げてしまった。
このような経験は皆あると思うがこれをどう振り返って考えるべきか?
$1000以下で買い、という判断は結局間違いであったがこれはマーケットbehaviorへの判断を間違えたのであって投資判断は間違っていない。つまり「買うのにリーズナブルな価格なら買う、そうでないなら買わない」という判断正しかったと考えている。
グーグルを買い増しできなかったことを悔やむことはおかしい。これは自分がやっているゲームとは別のゲームに参加するチャンスを逸したことから発生する機会損失を悔やんでいるに過ぎない。
グーグルを買い増しできなかったことを悔やむことはおかしい。これは自分がやっているゲームとは別のゲームに参加するチャンスを逸したことから発生する機会損失を悔やんでいるに過ぎない。
つまり自分がやっているゲームとは「企業の本質的価値に対して株価はリーズナブルなら買う」というゲームであり「オーバーバリューでもいいから追っかけ買いで順張りで儲ける」というゲームではないのだ。
後者のゲームで勝つ方法は個人的に知らないのでやっていないだけだ。そして自分のやっているゲーム(バリュー投資)で十分儲けられると思っているからやっているわけだ。
他人のゲームをみて後悔するのはおかしい。
他人のゲームをみて後悔するのはおかしい。
これはたまたま見た新聞に万馬券ニュースを見て買っときゃよかったと言っているのに等しい。
ちなみマーケットは加熱感がまた一段強まっていると思う。
ハクゴ録
ちなみマーケットは加熱感がまた一段強まっていると思う。
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(23:41)
7月7日に「ハクゴの保有銘柄トップ10」で紹介した Teledyne社だが今週決算発表でEPSが予想を上回り株価は6%も上げた。
売上は6.8%増で年間見通しも引き上げた。
この企業は航空・防衛向けサプライヤーなのだが買収を戦略とするある意味バークシャー・ハサウェイに似ている珍しい会社なのだ。
CEOがキャピタルアロケーションの重要性を心底理解しており且つスキルがあるという稀有な企業だ。
なんとバフェットもこの企業の創業者 Henry Singleton からその投資哲学を学んでいるのだ。
ハクゴのポートフォリオの中では小さく今思えばもっと買っときゃよかった銘柄だがまた上がってしまったため次に買い増しできるのは当分先になりそうだ。
まあそのうちチャンスが来るだろう。気長に待つことにする。
ここでもメンタルは「グレートビジネスは売る必要ない。安ければもっと買ってもいいよ」が基本である。
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(09:11)
2019年07月25日
4月26日に「隠れた優良銘柄 「ロリンズ」ROL」取り上げた Rollins(害虫駆除サービス会社)だが今朝決算発表があった。売上が予想を下回り株価は10%下落した。
今回売上下方修正幅は僅か3%だけ。期待値が高すぎるため予想を外した場合のショックがでかい。
期待値はいわば「バラ色ストーリー」でありバラ色のストーリーを人々が信じなくなるとビジネス実態に関係なく株価は暴落する。2019年1Qに続き2Qでも暴落した。
本日の暴落後でも株価はまだ$34.1
まだまだ様子見は続く。まだまだダラダラ下げるだろうと予想する。
超優良だけど超割高な株というのはいずれ correction するんだなあという感想だ。
「高すぎるバリュエーションは永久には続かずいずれは下げる」
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2019年07月23日
頭脳か性格か?
バフェットも言っているがバリュー投資家に求められる素質は頭の良さよりも性格だ。
頭の良い人は世の中たくさんいる。
しかしそのような人が皆投資で成功しているわけではないのはなぜだろう?
もし頭の良さで成功できるのなら経済学者などみな超絶リッチになるはずだ。物理学者も数学者も超絶リッチのはずだ。
いわゆる世間では言われる頭の良い人とは理解力が高い、記憶力が高い、アウトプット力が高い人たちだ。
頭の良い人は世の中たくさんいる。
しかしそのような人が皆投資で成功しているわけではないのはなぜだろう?
もし頭の良さで成功できるのなら経済学者などみな超絶リッチになるはずだ。物理学者も数学者も超絶リッチのはずだ。
いわゆる世間では言われる頭の良い人とは理解力が高い、記憶力が高い、アウトプット力が高い人たちだ。
これら能力は無いよりあった方が当然良い。投資には役立つ。でもリッチになるためにはあまり関係がない。
なぜだろう?
コンフォートゾーン
コンフォートゾーンとは自分が心地よいと思っている空間のこと。人間はここに留まっていたいという性質を持っておりそのため様々な情動を生み出す。そして人間はその情動に支配されて行動してしまうのだ。これがトラップ。
なぜだろう?
コンフォートゾーン
コンフォートゾーンとは自分が心地よいと思っている空間のこと。人間はここに留まっていたいという性質を持っておりそのため様々な情動を生み出す。そして人間はその情動に支配されて行動してしまうのだ。これがトラップ。
投資において賢い人でもミスを犯すのは感情に支配され感情で行動する時だ。例えばマーケットが過熱していて周りのみんながラクラク儲けている時にその事実に影響されず合理的判断を続けることは難しい。
自分の投資哲学を死守する必要は必ずしもないが人の行動に影響されその結果感情で行動するのは良くない。
多くの人はマーケットが過熱していても「まだ買える」という「合理的なプロジェクション」をカンタンにでっち上げてしまう。楽に儲けたいとい欲望に心が支配されているからこのような行動に出てしまうのだ。
そうすると結果的に高値で買わされてしまい失敗してしまう。
相場が良い時に感じる欲望や相場が悪い時に感じる恐怖と言うものは自分のコンフォートゾーンに深く入った場合とコンフォートゾーンの外に出た場合に発生する情動だ。こうした情動をどう扱うかが投資のパフォーマンスのカギとなる。
頭の良しあしとこうした感情をうまくコントロールできるかはあまり関係がないのだ。
もっと言うと超絶頭いい人が理解できること、考え出せることは他の人に共有した瞬間誰でもコピーできるため優位性の維持は難しい。
辛抱強さ、欲望、恐怖心と言った感情をうまくコントロールすることの方が投資のパフォーマンスにより大きな影響を与える。
自分の投資哲学を死守する必要は必ずしもないが人の行動に影響されその結果感情で行動するのは良くない。
多くの人はマーケットが過熱していても「まだ買える」という「合理的なプロジェクション」をカンタンにでっち上げてしまう。楽に儲けたいとい欲望に心が支配されているからこのような行動に出てしまうのだ。
そうすると結果的に高値で買わされてしまい失敗してしまう。
相場が良い時に感じる欲望や相場が悪い時に感じる恐怖と言うものは自分のコンフォートゾーンに深く入った場合とコンフォートゾーンの外に出た場合に発生する情動だ。こうした情動をどう扱うかが投資のパフォーマンスのカギとなる。
頭の良しあしとこうした感情をうまくコントロールできるかはあまり関係がないのだ。
もっと言うと超絶頭いい人が理解できること、考え出せることは他の人に共有した瞬間誰でもコピーできるため優位性の維持は難しい。
辛抱強さ、欲望、恐怖心と言った感情をうまくコントロールすることの方が投資のパフォーマンスにより大きな影響を与える。
感情に支配されると人は合理的で無くなってしまう。これを避けることはバリュー投資家にとって必須だと思う。
これがバフェットがバリュー投資家に求められる素質は頭の良さよりも性格という理由である。
「投資では頭脳よりも性格が大切」
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2019年07月21日
人はネガティブなことが起こらなかったことを喜ばない
未来のまだ起こっていないネガティブな事象についてはすごく心配するのに過去に起こらなかったネガティブな事象のことはすぐ忘れる。例えば一年前に「もうすぐ株式市場で大暴落が起こってもおかしくない」と考えていた人はたくさんいたはずだ。結局そのような大暴落は起こらなかったのだが確率的な部分もあり「たまたま」起こらなかったにすぎない。起こっていたかもしれないのだ。
言い換えると一年前において一年後に大暴落が起こる確率は何かしらあったわけでそれが例えば10%だったとしよう。一年後に大暴落が起こらなかったということは残りの90%の確率の事象が起こったというわけだ。
でも起こらなかった過去の事象に人はほとんど関心がない。それよりもまた一年先の10%の事象に関心を寄せる。
事象の主観的な確率としては未来(一年後の暴落は10%の確率事象)でも過去 (一年前における一年後の暴落も10%の確率事象) でも同じはずなのに関心を寄せる割合は全く異なるわけだ。
もちろん起こらなかったのは結果的に良かったと言うことと過去は変わらないので過去に起こらなかった10%の事象に関心を寄せなくなってしまう。
今は一年前から見たら一年後の未来なのだから一年前には知らなかったことを我々はたくさん知っていると言えるだろうか?
ホントは一年前もともと大暴落が起こる確率は70%だったかもしれず30%の事象が起こったのかもしれない。人は未来が来るまで「まだわからない」とよく言うが未来がきた後でも実は知らないのでは?
「過去に学ぶのは大切とわかりつつも実は全然学んでないのが実情」
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(07:01)