2020年05月

2020年05月24日

2020 May 23-4
2020年のハクゴの成績
5月12日に紹介した「投資の正しい行動を愚直に取っていた結果。。」でも取り上げたがハクゴの2020年のいままでの成績は S&P500を今のところ 8.5%上回っている。

これは非常に良い成績だ。

理由は
1)コロナの下げでキャッシュを保有していたのでポートフォリオの評価額の下げが緩やかだったこと。

2)下げの最中にキャッシュを使い切りお目当て銘柄を買いまくったこと。

あとはもともとの保有株の戻しもS&P500よりも強かったことだ。

悪いパフォーマンスの銘柄は PII, JW-Aなど。これらは全体の足を引っ張っているもの長期では全然悪い銘柄ではないため引き続き保有。

5月10日「投資では間違いをすぐ認めろ!」で紹介したがペイチェックスPAYXとテレダインTDYを売却した。

コロナの影響は長引くほど株価は下がる(アマゾンは別だが)。
このキャッシュで狙っている銘柄がある。


ハクゴ録「新銘柄購入のチャンス」


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(06:22)
2019 Nov 9-2

保有各銘柄についてのView
コロナの影響が長期化した場合の価値の減少は銘柄によって大きく異なる。

ハクゴの保有株について以下のように考えている。

アップル (AAPL)
コロナの影響は長期ではほとんどないだろう。需要は伸びる一方だ。買い換えタイミングは遅れるかもしれないが期ズレに過ぎない。

アマゾン (AMZN)
むしろ売り上げ増える。コロナ状況下いろんな宅配サービス試しているがリテールで重要なのはやはりソーシング力。Costco などは品薄が長く続いていてソーシングの弱さが露呈している。調達先もこのような非常事態にどこに下すかは選別するものだ。AMZNのgrocery デリバリーサービスはすごい便利。ホールフーズとシナジーでまくっている。
買い増ししたい。

ビザ (V)
これも売上増えるのは間違いない。オンライン購入が増えるから。

ティー・ロウ・プライス (TROW)
年金運用。失業率上がる分減るので減っていくが減りは緩やかと考えられる。大企業従業員は確かに減るが中小企業の減りより緩やかだからだ。

グーグル (GOOGL)
広告支出はそんなに減らないと考えられる。Web traffic が増えるから。YouTube の収益は増える。ビジネスモデルをシフトしていく必要はあるが買い増したい。

ウォーターズ (WAT)
化学分析機器メーカー。影響無し。

ファクトセット (FDS)
情報サービスでコロナの影響は僅少。このようにオペレーションが物理的移動を伴わない、あるいは減らすサービスが今後伸びる

ポラリス (PII)
これは結構甚大な影響ある。まずは買い控えが激増し売り上げは確実に落ちる。ただし長期的には有望なビジネスだ。コロナ後、逆都市化が進み、アウトドア, forestry は今後増えていくだろう。

チャーチ・ドワイト (CHD)
影響無し。むしろプラス。クリーニング用品など需要は影響全くなし。

イルミナ (ILMN)
遺伝子工学の研究開発増えるのはまちがいない。今回のコロナ相場で初めて買ったがもっと買えばよかった。

アクセンチュア (ACN)
アウトソース業。あまり影響ない。むしろ増える。固定費削減でキャッシュセーブできるから。

このように各銘柄についてコロナが長期化した場合の影響を考えておくのが良い。そうすれば次のアクションが取りやすい

ハクゴ録「コロナの影響は長期化する。自分の保有銘柄について考えておこう」


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(05:47)

2020年05月20日

2020 Feb 20-2

コロナ原因で不況に突入するのか?
コロナの経済的ダメージは計り知れない。 しかしこの危機がどのような形で解決できるかは見えている。治療薬とワクチンの開発が決定的要因であることはわかっている。

従って経済活動はそれに適応する形で復活していくだろう。

コロナによる経済的ダメージは甚大だ。

不況とは何か?
しかし「景気」という観点では我々が心配する不況とは性質が異なる

コロナの場合の経済ダメージは「不況」とは違う。不況とは構造的な経済停滞を言う。経済停滞とは「お金を使わなくなる」ということだ。

不況とは「今まで金使い過ぎたので今後はしばらく支出したくない」という集団現象で本質的には集団心理現象だ。

つまり「金使い過ぎて後悔している!」という感情の総和が不況を誘発する。

株投資でも高値で買ってしまい株が暴落すると「もう二度と株なんてやらない」という感情が支配的となり株式投資は停滞する。つまり一度痛い目にあった投資家は買いを控えるだろう。不況の心理も同じである。

経済の不況とはいわば自重でつぶれていくようなイメージだ。つまり自分の過去の行い(金使い過ぎた) を後悔する形で将来の支出が潰れていくことで起こる。

不況では「後悔」と「反省」という心理が消費者、企業、政府という各グループで支配的になる

一方コロナのような特殊要因で経済活動が停滞するのは戦争による個人消費の減退と似ていて消費の減退が「強いられている」のであって構造的に消費意欲が減るつまり使い過ぎの後悔現象ではない

ここがポイントだ。経済というのは結局心理現象の具現なのだ。

本当の不況はコロナ後に景気がオーバヒートした場合にはその後にくるかもしれないがコロナ自体で不況にはならないとハクゴは見ている。

でも実際企業がつぶれているけど?
ではコロナで潰れていくローカルビジネスは?企業業績は悪化してるけど?

消費が減退するためローカルビジネスはたくさん潰れていくのは間違いない。その分のビジネスは顧客の求めるサービスをクイックに提供できる会社がさらっていく。

そして失業率は急増し消費が停滞する。これがさらに企業収益を圧迫する。そして企業価値が下がるのも確かだ。従って株価は下がってしかるべき。

これは確かに起こる。しかしここからがちがうのだが治療薬・ワクチン発見後は設備投資や支出は復活する可能性が高い

それは過去の使いすぎによる後悔の念・反省の念に人々の心が充満することは起こらないからだ。

逆で、今までの反動で使いまくるだろう。また、生活習慣が変わり新たなビジネスが生まれまくるだろう。ビジネスチャンスが大量に生まれる。経済は効率的になり世界の民主主義は急速に進化する。

生活様式の変化は生活水準の向上を強く求める。つまり本質的な経済需要が激増する。この需要を満たすのは従来とは違い資本を必要しないサービスが満たすことになるだろう。つまり通勤せずに会社員はビデオで会議とか、消費者が車に乗って需要を満たすような活動はサービスによって満たされるようになる。

またロボティクスの需要が激増する。危機対応には人間ではなくロボットが活躍すべきだからだ。ロボットはAIによって意思決定をするようになるがこれも資本をあまり必要とせずにサービス(人間活動の質)を高める人類のツールになるだろう。

こうした分野への資本はいくらでもある。今は若干減速しているが中間層の人口増加を止めることはできず資本過剰は加速するだろう。

ハクゴ録「コロナ後は超好景気」


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(07:46)

2020年05月13日

2019 July 2

2月の下げ以降の大相場で買った銘柄を以下に紹介します。

ポイントは「グレートビジネス」を「リーズナブルな株価」で買うことです。

イルミナ (ILMN)  非常に将来性のある銘柄。追加投資。人類の知的リソースが将来の長期にわたりこの会社のような業界に投資される。

ビサ (V)      これも追加投資。結果的に買ったのはすこし早すぎたがそう考えてはいけない。いつも言っているが「リスクに応じた高いリターンが期待できる時が買い」だ。

ウォーターズ   (WAT)  今回初めて買った。長年フォローしている超優良銘柄。

アクセンチュア (ACN)  これも優良銘柄で今回初めて買った。

VOO  おなじみS&P500 ETF これへの長期投資で負ける可能性は限りなくゼロなので一番悩まずに買える銘柄。

モデルナ (MRNA)  コロナのワクチン開発している企業。これは賭けの要素が大きいのでバリュー投資とは考えていない。少額だけ買ってみた。既に倍以上になっているがこれはマグレでこのような投資は今後追求しない。

グーグル (GOOGL)  金額としてはグーグルを一番たくさん買った。もっと買えばよかったと思うが引き続き狙う。

バークシャー (BRK.B) 追加投資。

チャーチ・ドワイト (CHD)  これは長期保有株で且つ長らく安くなるのを待っていた銘柄。良い株価で買えた。

これらに投資した金は金額的にはポートフォリオ全体の2割くらいなので結構な金額だ。現金を十分保有していたことで買いを実行できた。

「何」を「いくらで」買うかで株のパフォーマンスは決まってくる。

①「何」に関しては日頃から企業分析でグレートビジネスを選別しておく。

②「いくらで」で買うかはバリュエーション分析となる。バリュエーションはいろいろあるがどの方法を使っても基本は「リスクを勘案した上でリーズナブルに高い収益が長期で期待できる株価で買う」こと。これに尽きる。

そしてこれら分析を感情を排して行うことが重要。

これが実は難度が高い。なぜなら人間は「自分の考えは合理的だ」と信じたいという感情に支配されているからだ。

これが哲学で言うところの ego なわけだが投資に限らず人生はこの ego との戦いだ。だから瞑想が重要となる。

現在の保有株トップ5は以下の通り

アップル (AAPL)
ビサ (V)
ファクトセット (FDS)
チャーチ・ドワイト (CHD)
アマゾン (AMZN)

この5社でポートフォリオの6割を占める。

ハクゴ録「リスク勘案後高いリターンが期待できる株を買い続ける」


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(11:52)

2020年05月12日

2019 Jan 19

本日、年初来投資リターンがついにゼロに!
2020年2月以降コロナショックでハクゴのポートフォリオの評価額も一時ガッツリさがった。

一時は3割以上下げた。

しかし企業価値はそれほど下がっていないことは百も承知だったので特に焦りは感じなかったしむしろ現金をどう使うかに悩んでいた。

そして注意深く買いを進めた。

コロナショックの大暴落で3月23日にボトムを付けてから回復を続けている米国株式市場だがS&P500指数に先んじてハクゴのポートフォリオの評価額は今日年始の金額にもどった。

つまりαはプラスとなり +8%

過去11年間の投資人生で今のところ2番目に高い年となっている。
ちなみに過去最高のアルファは2016年の21%だ。

安定的に高いアルファを上げることがバリュー投資家が目指すところだ

投資の正しい行動とは?
そのためにバリュー投資家はリスクを勘案した上で高いリターンが長期で期待できる株に投資するということをどんなマーケット状況でも愚直に続けていく

過去にもふれているが暴落はその大きなチャンスだ。

その実行に必要なのが企業分析の力とともにメンタルトレーニングとなる。

正しい投資行動を取る →
正しい行動を取ったという自己肯定感が高まる →
良い投資結果が出る(ここは打率の問題。出ないこともあるので「打率が高まる」でもよい) →
潜在意識の中に賢明なる投資家のマインドができる →

また正しい行動を取るための材料(企業分析)が始まる

こんなサイクルがずっと続いていく。

そして読書と瞑想が頭脳と心を養ってくれる。

次回は今回の大暴落で買った銘柄ご紹介します。

ハクゴ録「リスク勘案後高いリターンが期待できる株を買い続ける」


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(09:47)

2020年05月10日

2019 June 26

PAYCHEX(PAYX)を売却
今週 PAYXとテレダイン (TDY)を売却した。これらはハクゴの中ではかなり自信のあるグレートビジネスであり3年ほど保有していた。

売却した理由はPAYXの顧客層は中小企業が多くコロナの影響でビジネスは縮小すると判断したため。ペイチェックスは過去ずっと順調に成長してきたがおそらく数年前のビジネス規模に戻ってしまうとハクゴは見ている。

コロナの影響はワクチンの開発が残されておりまた一つのワクチンで根本的な解決になるかわからない。まだ一年は中小企業にとって厳しい環境が続き多くの中小企業はつぶれていくだろう。政府の資金援助があるがこれもすべての中小企業を平等に救い続けるということはできないため結局弱いところからつぶれていくことになるだろう。

このためペイチェックスのビジネスは大きく落ち込むことが予想される。ペイチェックス自身は財務盤石でつぶれることはない。しかしその株主価値は大きく毀損されると計算した。

計算の前提は利益レベルが7-8年前の水準まで落ち込みコロナ後の長期の利益成長率は過去平均よりも低いものになる。この前提で計算すると長期の株式投資リターンは 2%以下になる。

これが低すぎるため今回売却することにした。

実は3月15日に「大相場が来た!どうする?」でペイチェックスについて述べた。その時はオペレーションには影響しないだろうと考えていたがこの考えを今回変えた。

投資においては間違いをすぐ認めること
投資においては考えを変えることをためらってはいけない。これができないと甚大なミステイクから抜け出すことができないからだ。

そうすると「それじゃあ今言っていることも信用できなくなるのでは?」と問われそうだが答えはきっぱり「その通り」だ。

自分の意見が正しいかどうか。これは確率(打率)の問題で誰であっても、バフェットであっても間違っていることもある。

投資はスポーツみたいなものでマイケルジョーダンでも半分以上のシュートは外すし一割以上の試合は負けるのだ。

だからといってシュートを打つことをやめるようなことはしない。成功確率を上げるために日々精進するのが成功への道だ。

テレダインも全部売却
テレダインも史上まれに見る素晴らしい企業だが弱みは航空業界を顧客層に持っていること。この部分は今後どこまで悪くなるかわからない。今後長期にわたって航空利用量は劇的に減少する可能性が高いと見ている。

政府向けの仕事もかなりありここは盤石だ。しかし航空業界へのエクスポージャーはハクゴははっきり言ってどうなるか読めないためこの部分からくる利益をコンサバな前提で計算すると長期の株式投資リターンはマイナスになってしまう。つまり今の株価が高すぎることを意味するため売却を決めた。

もちろん航空業界が復活する兆しが早まるということはあり得る。また別の業界へのエクスポージャーを上げていくつまり企業戦略を変えていく可能性は大いにある。それが確認できればまた是非投資したい企業だ。

もう一つあるのは今の環境で現金保有は悪くないというポートフォリオ上の判断もある。
2月以降現金全部使って買いまくったのでここで一部現金を持っておくのは悪くない。

ハクゴ録「中小企業と航空業界はかなり厳しい」


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(04:37)