2021年04月

2021年04月30日

2021 Apr 30

AAPL決算後、
なんと株価は下がった。
業績は爆好調なのに株価はなぜ下落?
これについては意味わからず??とTVでも専門家の間で議論されていたが理由としては

1)強い結果はすでに織り込まれていた
2)時価総額がすでに$2.2兆ドルもある

どちらも合理的ではない。

1)についてはアナリスト予想を超えたこと。2)については$2.2兆ドルであろうがその価値が$2.5兆ドルあれば交換しますか?という問いにNoになってしまう。

このようにウォール街の「プロ」は普段は頭良いがたまに合理的思考ができなくなるのである。

そもそも株価を分析している時点でまともな結論に到達するとも思えないが。。

伯Go録「前回と同じ


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(22:41)

2021年04月29日

2020 Jun 14

AAPL決算
決算発表たけなわだが本日はアップルの決算。

アップルについては「テクノロジーの発展は止まらない」でも触れたところだがアップルの成長は止まらない。

2021年2Q決算(アップルは9月決算)で前年同期比売上+54%と爆増だ。2020年1Qはコロナで下がったこともあるがそれにしてもすごい成長率だ。もちろん持続可能成長率ではないもののすごい。

i-Phone売上は全体の46%でその売上が64%増。売上規模$270bilの企業とはとても思えない。

自社株買い$90bilもすごい。。。 。

伯Go録「アップル引き続き成長中


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(22:14)

2021年04月28日

2019 Aug 30

読書習慣
ハクゴは普段から読書を心がけている。
読書の効用としては以下があるのではないかと考えている。

1)知識を身に付ける
2)人の意見に振れる
3)読むという認知行為の訓練 

1)は一番基本で知識が人間の信念のベースとなっている。我々の信念は生まれた時から蓄積された知識に気が付かぬうちに基づいている。信念に基づいて物事をどうとらえるかが決まる。それによって行動も決まる。

我々が普段無意識のうちに持つ信念は知識が元となっているが読書は知識の獲得に大いに役立つ。これは結構自明だ。

自分の壁を超える
普通は1)だけに集中しがちだがこれだと本を読んでいる時の心理として「自分にとって」役立つ情報かどうかという心理状態で読んでしまう。「これは使える、これは使えない」と判断する行為だ。

これは一見効率的に聞こえるが実はトリッキーな行為だ。「こういう判断をしている自分だから自分の前の壁を越えられない」というトラップにはまってしまっていることに気が付かないためだ。

つまり「これは使える、これは使えない」という自分の判断自体が「今までの自分のやり方」になっているわけだ。これでは成長できない。

でも自分の判断以外でどうやればいいのか?

自分の判断以外で判断する=自分を超えるということだ。

今の自分を超える=成長するためにはどうすれば良いか?

以下ハクゴが使っている二つの方法を紹介する。

その①
一つには本の中で「これは使えない」と自分が判断したところに答えがある可能性が高い。ここをじっくり読んでいく。つまり「こんなことが書く必要があるのか?でも自分だけその重要性に気が付いていないのではないか?」という態度で読むわけだ。

「これは重要、これは重要じゃない」という判断自体、自分と言う色眼鏡を通して見た世界。これを認識しながら読むわけだ。

つまり本を読んで「この本イマイチだな、つまらないな」と思った時はまだ自分には見えていないものがある、と思うようにしている。「まだ見えていない」と思うべきと考えている。

Charles Kochの言葉を紹介すると

"I read a lot of things I don't agree with. I need to understand their point of view"

「自分が同意できない意見を知るために多くの読書をしている。自分が同意できない人の観点を知る必要があるためだ」と言っているがこれがまさにそれだ。

その②
もう一つは自分が本を選んだ時点ですでに「自分の判断」というトラップに引っかかっている。自分の判断で本を選んでいるのだから。

こういう時は他人が選んだ本を読めばよい。自分の尊敬している人が薦める本を片っ端から読むことをお勧めする。
つまり自分以外の人(自分が目指す人とか)に本を選んでもらうわけだ。

ハクゴはこの方法でバフェットが推薦する本を全て読んだ。投資と全く関係ない本もたくさんあったが、抽象的思考部分では全てつながっていると後になってわかる。

成功者には読書家が多い。その理由は目の前にある全く同じものでも見る人によって意味合いや重要性が違い読書によってそれを養うことができるからだと思う。

読書で洞察力を養う ー 普段の景色が違って見える
読書の大きなメリットは同じ世界を見ても今までの自分では見えなかった世界が見えるようになるということ。

つまり洞察力。

簡単な例を挙げるとあなたが現在住んでいるその町を考えてみよう。

そこには歴史がありもしかしたら自分も知っている歴史上の人物が通った場所かもしれない。自分が知らなくても歴史上意義のある出来事が起こった場所であることは大いにあり得る。
毎日何も注意を向けなければ毎日の同じ風景は全く変わらない。しかし歴史を知るだけでちょっと見方が変わる。これは「同じものなのに違って見える」例だ。

見ているものは同じなのに「見えているもの」が違うわけだ。

これはビジネスや投資でも形而上的には全く同じことが言える。会計数値を見てその意味合い、どこまで見通せるかというのは洞察力によって大きく変わる。

だからビジネスや投資にも読書は役立つし、そこまで見えるとそもそもお金や経済的独立を越えてもっと高い幸福ということが見えてくるためお金の重要性自体が違うものに見えてくるだろう。

自分の判断を疑うことで自分を外から見ることができる。
その時洞察力が成長する。
読書はその訓練になるのだ。

ハクゴ録「読書、自己成長、成功、幸福。これらは一体となって自分の中に入って来る


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(22:17)
2021 Apr 27

時価総額2兆ドルに迫るマイクロソフト
今日はマイクロソフトの決算発表で株価は若干下落したもののマイクロソフトの時価総額は2兆ドルに迫っている。

このようなメガ時価総額企業は今後もたくさん出てくるだろう。

絶対額だけ見るとすごい数字だが利益成長を伴っているため数字がでかいイコールバブルというわけではない。

マイクロソフトのバリュエーションは多少過大評価があるが最低でもこの半分つまり1兆ドルの価値はある。そして仮にマイクロソフトの本質的価値が1兆ドルだとしても2兆ドルになるのは時間の問題だ。今の利益成長が続けば約5年で2兆ドルになるだろう。

マイクロソフトの最大の成長はクラウドサービスから来るがOSは以前主力だ。
パソコン買う時に消費者として選択肢はマックかPCくらいしかないがそれでも昔は20万円くらいしたPCも今や10万円で十分買える。

マイクロソフトのソフトに金がかかるがせいぜい数万円だ。数年は軽く使える。つまりもっと便利なものがあればマイクロソフトの製品に自分を含め一般消費者がもっと金を使うことは容易に想像できる。

消費者がテクノロジーに金を使う余地は今後さらにある
アップルなどもっとすごい。マイクロソフトの製品はワクワク感があまりないがアップルは十分ある。
便利で楽しいアップルの製品に今例えば10数万円を使っている人がそのうちその2倍使うことは容易に想像できる。

昔30年前伯Goがまだ学生だった頃、PCはまだ目新しくワクワク商品だった頃当時20万円以上したPCは高かったがそれでも欲しいものであれば節約したりバイトしたりして買ったものだ。

アップル製品に一人当たり20-30万円つかうことは十分ありえる。ハイエンドであれば mass market商品でも一人当たり50万円以上使うことは十分あり得る。つまり成長余地なんていくらでもある。

企業が巨大化した時最大の難関は顧客満足サービスレベルを保つことだ。顧客満足を維持することはより一層難しくなるため一気に拡大とはならない。そこが経営者の資質になるが今後も拡大していくことは十分可能だと思う。

ティム・クックがCEOになってから目新しい商品が出ていないと批判されることもあるがティム・クックがCEOになってからアップルの時価総額は10倍になった。

今後若い企業からカリスマ技術者、CEOが次々に出てくるだろうがそのような新興企業はこうしたアップルの成功をすでに奇跡とは考えず十分再現可能なモデルとして成長するだろう。

テクノロジーの発展はひたすら加速する
歴史上最大の人口が歴史上最高の技術を持ち、世界とリアルタイムでつながっている状態が今日だ。
多少のでこぼこ道はあっても今後新しいイノベーションが加速するのは間違いない。

電気が初めて商品化されたのは1890年代だがそれが生産性を圧倒的に上げたのは40年後だった。

パソコンが商品化されたのは1970年代だったが生産性の圧倒的向上を見せたのは20年後の1990年代だった。

今インターネット・スマホで生産性の圧倒的向上が起こっている。

株式市場がどう反応するかに関わらず技術進歩と生産性向上は加速する。
 
伯Go録「Progress は止まらない」


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(07:08)

2021年04月24日

2021 Mar 30

ポートフォリオマネジメントは投資の重要テーマの一つ
株式投資で投資実行までのステップを考えてみると
 
1 グレートビジネスの発見
2 バリュエーション
3 適切な価格での投資実行

となるだろう。今までもグレートビジネスを見出すことに注力してきたしもちろんこれからも注力していく。

一方で「ポートフォリオ」というのも株式投資のもう一つの大きな重要なテーマだ。

一般的にはMPT (Modern Portfolio Theory)と呼ばれる理論がありそれに基づく分散投資が受け入れられており複数銘柄保有することでリスクが下がるとしている。

30銘柄を保有すると90%以上の個別リスク (Idiosyncratic risk) を無くすことができる。これは各個別株のリターンの相関係数が1未満であるということからくるわけだがこの理論鵜呑みにして20-30銘柄保有すればそれで良いと言うわけでは決してない。

クソ銘柄を30銘柄集めてもやっぱりクソなわけで重要なのは自分で企業分析の上で最適ポートフォリオを構築することだ。

何銘柄保有すべきか? 理想は「1銘柄」
投資期間を一定に定めた場合ポートフォリオ中の理想の銘柄数は1だと考えている。

なぜなら理想の状態ではタイムマシンに乗って投資期間後に飛び一番上がっている株を買うのが正解となる。それ以外は無視すべきだ。2番目以降は1番の株より上昇率が低いのだから。

ではなぜ2銘柄目を買うのか?

理由はただ一つ。それは未来がわからないからだ。

現在伯Goのポートフォリオの中には25銘柄もあり理想の状態とはかけ離れている。これは未来がわからないからこんなにたくさん持っているわけだ。

しかしこの25銘柄の中には自信の高い銘柄がいくつかある。具体的には以下のような銘柄だ。

CHD FDS TDY WAT ILMN ROL MTD AAPL

これらは自分の中でトップグループと考えている。もちろんこれらだけに投資対象を絞っていくべきだしさらに言うとこれら7銘柄をひとつづつ落としてもっと絞っていくべきなのだ。

例えばアップルは売ってその金で全部チャーチ・ドワイトを買うとかも考えられる。何故なら理想の銘柄数は1だから。 それでも未来は読めないため現実的なターゲットは10銘柄くらいだろうか。

そして売却した銘柄はその判断が本当に正しかったかどうかを長くモニターすべきだ。もしかしたらまた買い戻さないといけないかもしれない。こうして投資家としての選球眼を高めていく。

つまり一つ一つのアクションで投資家としてのスキルを高めていくことが大切。

「上がるかも知れないからとにかく買い」などの安易な行動は当たった場合は「投資って楽じゃん!」という間違った自己対話をしてしまい将来の行動に悪影響を及ぼす。ハズレた場合は「ギャンブルやっちゃった。ダメだ」とこれも悪い自己対話になる。

選別して行く過程がポートフォリオマネジメント
上の7銘柄以外に持っている株も保有か落とすか選別していくべきだと思っている。それは会社の内容を知るほど選別が可能になってくる。会社のみならずビジネス・投資の知識、知恵を高めることで見えるものが変わってくる。こうして選別力を高めていく。
また、まだ保有していないが買いたい銘柄もいくつかある。
このように段階的に絞り込むことでより質の高いポートフォリオができていくと考えている。

つまりMPTは統計量で理想のポートフォリオを決めるのがMPTだが伯GoPT (HPT) は自分の中身を高めることによって選球眼を高め数を絞っていくものだ。

これは巷のMPTとは全く違う考え方だがこっちのやり方ほうが良いと考えている。 

伯Go録「銘柄数が少ないのが理想」


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(05:42)
2021 Apr 23

サラリーマンは決まっている部分が多いレース
サラリーマンという職業は結果がある程度決まっているレースだ。人生の多くの時間を使うということが決まっている。

サラリーマンで銀行預金で貯蓄だけだと「定年前にお金貯まったので辞めます」ということは銀行預金だけではまず起こらない。それは給与体系がそうなっているからだ。

従って「一流企業目指します。出世目指します」と猛進してしまうとその決められた枠組みの中以外の選択肢が狭まってしまう。リスクリターンがあまり良くない。

この場合のリスクとは人生の時間の多くを費やすというリスクだ。もちろんサラリーマンでもやってて楽しいのであればなんの問題もない。が、そうでない場合もあるのが現実だろう。

これについては「サラリーマンは実はリスク大きい」3月22日で紹介したのでご参照いただきた。

若くしてとんでもない高給のサラリーマンになる人もいる。そうなれた場合はもちろんその道を進むべきだろう。しかしこれができる人の数は極めて限られている。

そうでない大多数の人は給料以外のなんらかのお金を生む仕組み(資産)を作り所有することを考えるべきだ。

副業か投資か起業だろう。これをサラリーマンやりながら準備し移行していく。

ロバートキヨサキの「キャッシュフロー・クワドラント」に合わせると個人スペシャリスト(弁護士、会計士、医者とか)つまり "S" (Self Employed) になるか事業主 "B" (Business Owner) になるか投資家 "I" (Investor) になるしかない。

Oct14 2018 CF quadrant

このクワドラント(四象限)は資本主義の構造を実にうまく表している。

Sの場合は自分が倒れたらそこで収入が途絶えるのに対しB の場合はビジネスという仕組みがあるので従業員を雇ってオーナーの時間をあまり取られずとも事業は進むのが大きな違いなのでBがベストだろう。お金を生む仕組み=ビジネスを作るわけだ。

"I" の投資家はBで成功した後になる人が多いがいきなりなることも簡単ではないが可能だ。それぞれ資質が違い奥は深い。

ハクゴの場合サラリーマンから "I"を目指しているわけだが、サラリーマンでの収入以外に投資を学び実践する ことはかなり現実的に有効な選択肢だと思っている。自己成長とビジネスの学びが同時進行であるためサラリーマンとしてのスキルアップに直接役立つためだ。
 

ハクゴ録「サラリーマンでもお金を生む仕組みを作ろう

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米国株ランキング

(05:29)