2020年01月12日

2020 Jan 2-4

新年に入り相場強いが今年の株式相場はどうなるのだろうか?
Melt up
2020年の株式市場がどうなるのかは気になるところだがCITIのレポートでは2020年はさらに上がり "melt up"する可能性もあるとの見方だ。

暴落が melt down なので melt upはその逆だ。

2019年の相場は確かに強かった。過去50年の S&P500の平均上昇率は 7.9% だ。それに対して2019年は35%と平均を大きく上回っている。

ちなみに株式市場は「平均的」な年になる確率は低いという事実がある。これについては「今は「上振れ」時代 - 平均的な年は少ない」(2019年6月7日)で詳しく述べているのでご参照。

株式市場の面白いのは株価は企業の本質的価値を表していないのに企業をその値段で買うことができることだ。

投資家が株価に翻弄されるのは愚かだが、株式市場心の理のパターンを観察するのは面白い。

文学作品を読むときは主人公の心理を観察しながら読む。人間の心理状態についていろんな知識を持っているとそれだけ文学作品は面白くなる。
これは株式市場を見るときも同じような見方ができる。

Euphoriaは来るのか?
John Templetonの有名な言葉で

“Bull markets are born on pessimism, grown on skepticism, mature on optimism and die on euphoria."

というのがあるが2020年は "Euphoria" に入るかどうかのステージだろう。この可能性は高い。
euphoria に突入する場合、経済についてポジティブなことに市場のフォーカスがシフトしてくだろう。それは雇用や企業収益だろう。これらがポジティブなのは確かだ。そして安い資本コストが演出されるだろう。

しかしその陰でネガティブな事象が増えていることが見えなくなることが問題なのだ。それは社債市場かもしれないし、政府債務かもしれないし、社会主義運動かもしれないし、軍事問題かもしれない。

メディアと言うものは世の実態の一面しか見せない。メディアの見せる世界が世界の本当の姿になる場合もある。しかしeuphoria が成長するのはそうでない場合だと思う。

靴磨きの少年
それにどう気が付くか?何かおかしいと感じることができるか?経済指標もあるがそれ以外には歴史的に見ると「靴磨きの少年」が現れる可能性がある。

これはその昔1929年の株式大暴落の直前あるビジネスマンがウォール街を歩いていて靴磨きを頼んだところその靴磨きの少年までもが株で儲ける話をしていて

今まで株式投資なんて全くやっていなかった人が急に「株って儲かるんだよ」などと言い始めるとそろそろヤバイという話だ。

90年代の日本のバブル期は主婦がNTT株などの新規上場株に熱狂したなんて話もある。
今まで株なんて完全否定していたのにいきなりイケるぞこれ!などと言い始めたらサインかも。

その意味で今のうちに株式投資を完全否定している人を探しておくというのも手か。。


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(07:39)

この記事へのコメント

1. Posted by あかいろ   2020年01月12日 08:26
昨年は一昨年の年末に-20%ほど下がった状態から始まったからで
2018年の高値から2019年の高値でを見ると7%程度しか増えておらず
例年並みのリターンなんですけど
チャートをしっかりと見て判断しましょう

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