2020年01月13日

2020 Jan 5-1

2019年この一冊
毎年伯Goが読んだ本の中から選んでいる「今年読んだ最高の本」2019年のベストブックは手島直樹氏の「株主に文句を言わせない! バフェットに学ぶ価値創造経営」に決定!

毎年悩む。

ちなみに昨年はウォルター・アイザックソンの「レオナルド・ダ・ヴィンチ」でした。

この「バフェットに学ぶ価値創造経営」は数あるバフェット本の中でもかなり内容が良い。
以下、多くはバフェット語録だが本書のハイライトを紹介します。

「経営者は投資家目線で経営ができないといけない」
これはいわゆるメタ認知とも考えられる。経営者は日々、営業活動などに主に関心が向くわけだが投資家目線で考えることで強力なチームとなる。これができる経営者になるようにコミュニケーションを取ることは投資家の仕事の一つとも言える。

バフェット語録「当社の経営を理解する投資家に株主になっていただきたい」
経営が短期的だと短期的利益を求める投資家が集まるとのこと。普通は因果関係が逆な気がするが興味深い。この逆向き因果を体得することは投資の成功の一つのカギだと伯Goは思っている。

バフェット語録「短期と長期の利益が対立した時にはmoatを広げることを優先する」
このトレードオフは経営者ならほとんど毎日悩まされていることだ。
事業家的投資家」という言葉が出てくるがこれは事業経営を経験からよく理解している投資家だ。そして「事業家的投資家」はどうやったら投資先企業が競争力を上げられるかを考える投資家でもある。

バフェット語録「当社傘下の事業経営者には何が重要かを考えてほしい。会計に与える影響は考えなくてよい」
神のような言葉だ。クソ投資家はとにかく短期の会計数値「作れ」というプレッシャーをかけてくるのだ。短期株価上昇ばかり考えているため会計数値を良くすることばかり考え経営者に本質的でないプレッシャーをかけてくる。

バフェット語録「利益が安定的に拡大することはない」
これがビジネスのリアリティであり投資家はこれを受け入れる必要がある。利益は year by yearの成長を求めるのではなく decade by decadeでの成長を求めるべき。そのためにやるべきことを今やっているか?これこそが投資家がウォッチすべきことなのだ。

バフェット語録「会計数値を見て企業が理解できるほど経営は単純ではない。経営者と株主は会計が事業の判断の手助けをしてくれるものの事業の判断を代わりにやってくれるわけではないことを肝に銘じるべきだ。」
企業実態とは抽象的存在で言葉や数値ですべてを表すことはできないのが事実。なので数値の一部を改善することでビジネス実態を改善できると考えるのは間違っていると解釈できる。「一株利益重視」とか「キャッシュフロー重視」とかはこの誤謬にハマっている例と言える。だから一つのルールが投資の成功を約束することはあり得ないのだ。だから「ゆるさ」が重要となると伯Goは考える。

バフェット語録「経済的な実態より見た目の会計数値を重視する経営者は最終的にはどちらも実現できないことが多い」
これは一つの数値や現象が全体の実態を表すものではないというビジネスの真実を理解していない経営者がハマるワナだ。

バフェット語録「会社に対して感情的な愛着があるということは事業に重要な要素が存在する兆候だ。」
従業員に成功してもらいたいという創業者の純粋な希望は結果的に競争力の源泉になる。これは創業者が従業員に恩義を感じていることだと思う。

バフェット語録「株主が取締役を務める」
これが取締役会の鉄則。取締役は給料ではなく企業価値の増加で報われるべきだ。会社の運命を決める力を持っているのだから。その証拠に創業経営者は自分の給料よりも自分の会社の企業価値の増加を求めるだろう。

バフェット語録「取締役に必要な4つの要素。独立性、事業への理解、企業へのコミットメント、株主志向。このうち最も稀なのは事業への理解。優秀な取締役は多いが真に事業を理解していない。」
これは他に仕事があることを物語っている。つまり創業経営者と比較してフルコミットできていない。片手間で取締役をやっているということだ。優秀な取締役がその企業にオールインであれば事業を理解できるはずだ。理想的な取締役は個人資産の大部分をその企業の株式で保有し且つフルタイムで取締役をやる人だ。

2019年も投資関係に限らずたくさんの本を読んだがこの本はすごい。賢明なる投資家を目指す皆さんに是非おススメしたい一冊だ。

ちなみに伯Goが読んだ2019年の第2位ベストブックを上げるとしたら

"Why We Sleep" by Matthew Walker

2020 Jan 12

これは睡眠に関しての本で神経科学的に睡眠が何かなぜ大切かを解説している。この脳の話は感情と理性をうまくコントロールするのが大切という点で哲学者やビジネス界の人々が言っていることとうまく整合する。

バフェットも脳科学意識しているのでは
バフェットも「感情を無にする」というわかりにくい説明をよくするので彼も経験的にこの事実に気づいているのだろう。その説明通りなのだがもうちょい詳しく説明してもらえるとありがたいと思ったりした。

人間の意思決定は自分では理性的に判断していると皆信じているが実は違うのだ。ほとんど感情が意思決定を支配しているんだという事実を脳科学は教えてくれるわけだがこの睡眠についての本は脳科学への導入として非常に面白かった。


下の「米国株」のところで応援クリックいただけると大変励みになります!
  ↓


米国株ランキング

(01:58)

コメントする

名前
 
  絵文字