2020年10月08日

2020 Sep 29-2

保有株の株価が下がった時
一般的に株式投資で株を買う理由は上がって欲しいからだ。

長期投資の場合ある株を買うということはその企業の価値(本質的価値)が将来長期にわたり上がると確信しているからこそ買う。
グレートビジネス投資ではその企業がグレートビジネスであり、だからこそ長期(10年とか)においてその企業の本質的価値が大きく成長すると確信するからこそ買うわけだ。

その株を買った後に株価が下がったとする。

その場合10年後の企業の本質的価値というのは変わるだろうか?言い換えると10年後の株価に影響する要因が今発生したという確率は高いだろうか?

これは明らかに低い。

なぜならグレートビジネスというのは競争力が高く日々、年々やってくる荒波を乗り越える能力が高いからこそグレートビジネスなのであって今日発生した要因がそれを阻むほど大きいものである可能性は低い。もちろんあり得るが確率が低いということだ。

ではグレートビジネスの株価が下がったという事象は何を意味するのか?当然さらに安く買えるチャンスを意味する可能性が高い

だから買った後株価が下がるということはグレートビジネス投資家にとっては実はうれしいことなのだ。

買いかた
そうするとエントリーの仕方としては必然的に一発目の買いはその株に投資したい金額の全額は突っ込まないのが賢い買い方となる。

まずは1/3くらいを買う。その後下がったら(5%か10%かそれはそれぞれの判断だが)また1/3買う、こんな感じで最終的にポジションを作っていくのが良い。

初めの1/3買った後ひたすら上がってしまった場合は悲しい結果だがその場合は利益で我慢するしかない。しかし将来市場の大きなDipが来た時にはためらわず買えるだろう。つまり市場のDipとはその企業に関係なくやってくるのでリスクが少なく買うタイミングとして優れているからだ。

その時はそもそも一発目買った時よりずっと高い値段になっているだろう。でもDipはその特定企業の状況が原因で株価が下がるわけではないため投資のリスクが小さいと言える。

そして「リスクをなるべく取らずに儲けるのが投資のスキル」(9月30日)で述べたがリスクの小さい投資こそスキルの高い投資なのだ。

ハクゴ録「保有株はグレートビジネスである限り株価が下がったらうれしい


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(07:29)

この記事へのコメント

1. Posted by あかいろ   2020年10月08日 08:09
それでXOMやMOみたいな含み損抱えてる残念な投資家が量産されるんだな

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