2022年06月22日

2020 Mar 21-9

今回の下げ結構デカい
下のグラフのようにコロナ時の下げを金額ベースでほぼ同じ規模であり相当な下げであることがわかる。
2022.6.18

そして現在のS&P500は 2020年12月15日のレベルであり実に1年半前に戻ってしまった。

相場は心理が決めている部分が大きい
このような相場は多くは心理で動いているのでパニック感がどのレベルに来ているかでボトムが決まると思う。
その意味では現在のパニック感はコロナのボトム時のようなパニック感にはまだぜんぜんない。
逆に言うとまだ冷静で皆ボトムをじっくり待っている感じだ。

市場を襲うパニック感とは
パニック感は「先が見えない。どうなるか予測できない」という Uncertainty からくる。コロナ時のパニック感はハンパなかった。世界経済が止まるのでは?という uncertainty があった。
今まで経験したことが無いものを目の前にするとこの "Uncertainty" が増大しパニック感が出てくる。だれもパンデミックを経験したことがないためその uncertainty は激大だった。こんなとき相場は "Free fall" 状態になる。

ハクゴが実際体験したFree fall 状態は1998年のロシアデフォルト後の為替相場、2000年のITバブル崩壊、2008年の住宅バブル崩壊、2020年のコロナ相場などがある。

今の心理としては、確かにインフレは怖い。しかしシニアな方々は70年代のインフレを経験しているのとアメリカの連銀はインフレを抑えた経験があるため「未曾有」感はない。また、システマティックな要因(サプライチェーン、原油高)などインフレの理由がいくつかわかっていることもあり「どういう世界に突入するのか想像もつかない」という感ははっきり言ってない。

経済は一直線では成長しない。いったんしゃがんでまたジャンプする。今はしゃがんでいる最中だと思う。金利は長い間低すぎたし、インフレ率も低かった。それによって株価は高過ぎた。
弱気相場がいつ終わるかはわからないもののいずれは終わることは間違いないと思う。
そしてアメリカ経済はまた成長を続ける。

ハクゴ録「経済はいったんしゃがんでいるところ

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(00:28)

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